「絶対に……絶対に守ってや?」



まだ泣き止めない透を抱きしめ返すと、まさか俺の言葉とは思えない……若干恥ずかしい台詞が口から溢れる。



「せっかく手に入れた俺の王子様をそんな簡単に渡すわけないやろ?」



皮肉を込めて。



だけどありったけの愛情を込めて。



そして、その柔らかい唇をもう一度奪いつくした。