「晃輔、それ失礼じゃない?!せっかく私が…」


「増田と付き合うくらいなら俺は一生独り者でいい」


「何それ、ひどくない?!」



二人のやり取りにジンと私は笑ってしまった。


カンナはため息をつく。



「…ま、あんたたち、お似合いだよ。一見、全然タイプ違うように見えるけど、友達付き合いしてたら性格似てるし、上手くいくだろうなって思ってた」


「そう…なんだ?」



そんな事思っててくれたんだ…?


お似合いとか言われてかなり嬉しい。



「仁哉っ!美織を泣かしたら承知しないんだからねっ!」


「おめーに言われなくてもわかってるって」



ジンは余裕の笑顔でカンナにVサインしてみせた。