15分くらいたっただろうか…? カンナはいっこうに戻ってこない。 やっぱり無理とか話がこじれてるのかな…? 様子を見に行こうかと立ち上がった時、カンナが戻ってきた。 さっきまでの威勢のいい様子はどこにもない。 代わりに、暗い影を背負ってる感じで…。 …やっぱり、私と話す事拒否したんだ…? 「ごめん、美織遅くなって…」 「…拒否…されたんでしょ…?」 私の問いかけに、カンナは意外にも首を横に振った。