昇降口に行くと、カンナとバッタリ会った。 カンナが私と同じ時間に来る事は珍しい。 「美織、おはよう」 「おは…」 上靴にはきかえようとしていたカンナは私に気づいて顔を上げた。 言葉よりも先に涙が落ちる。 「…ちょ、美織どうしたの?」 「カンナぁ…。終わっちゃったよ…。ジンにサヨナラ言われたぁ…」 こらえきれずに私はその場に崩れ落ちた。 吐き出せた事で気が抜けたのもあったかもしれない。 カンナは何も言わずに私の腕を引っ張った。