ジンは私と目が合っても、そらす事はなかった。 昨夜のような笑顔でもなく、だからといって、真顔でもなく… ただ、何となく淋しそうな目…だった。 彼が何を思ってたのかは私にはわからない。 淋しそうに見えたのは私だけであって、もしかしたら私を哀れむように見てたのかもしれない…。 胸がきゅうっとしめつけられる。 ジンがいるから楽しかった学校も、今の私にとって存在価値のない場所になってしまっていた。