「こちら内田ペア。
エリア9にてレベルの高いヴァンパイアが出現しています。
応援お願いします。どうぞ。」
『了解です』
「3組ほどお願いします。」
そう言ってトランシーバーを切った。
「あいつ、何キロで走ってんの・・・?」
私は呟いた。
ざっと見て、車より速い。
あれだ、カーレースくらいの速さ・・・。
「あいつ、まじやべぇけど、
小回りきかなそうだな。」
「それなら道が別れる時にスピードをこっちがあげたら向こうに迫れるんじゃない?」
「ああ、そうだな。」
爽哉はバイクの運転はぶっちゃけ、すごい上手い。
バイク1台通れるなっていうような狭い道を全速力で駆け抜けても平気。
そうしていると後ろに、応援が二組やってきていた。
私はそこにアイコンタクトをとった。
「爽哉、応援きたよ。」
コクリ、頷くのが見えた。
「俺が一発撃つ。
そして避けた所予測してもう一回撃つように言ってくれ。」
了解。
私はトランシーバーを使い、その作戦を伝えた。
二組は私達のバイクの両側を走る。
「よし、撃つ。」
3.2.1とカウントをして爽哉は発砲した。
パン、と音が響き、
あのヴァンパイアに狙い通りにあたる、と思ったがやはり避けた、
しかしもう二人が既に発砲している。
爽哉が撃った一瞬後に。
絶対にしとめた!!!
私はそう確信した。
けれど、つぎに起こった光景に目を疑った。
「!?」

