NAOは、解散のことをどう思っていたんだろう。



「ソロかぁ」



正直、どうなるか見当もつかない。



というか、まだ曲を出す予定すらない状態だ。



でも近くにNAOがいれば、がんばれる気がした。



「一緒にやろうって、言ってみっかな…」



俺は疲れた体を持ち上げて、打ち上げ会場に向かった。