しばらくすると音楽は鳴り終えた でも すぐにまた鳴り始める 「隆二 いいから出て 大切な用事かもしれないじゃん」 「あ・・・わかった」 台所に移動してなにかコソコソと話してる 何を話してるかは聞こえなかったが あたしは確信した きっと 隆二には他に女の人がいるんだって 電話を終えた隆二は『続きを』みたいにベットにやってきたが あたしは受け入れることができない 「今日はもうやめよう」 「・・・わかった」 「今日はもう帰って」 「なんだよ 急に」 「聞くんだけど・・・」