「はぁ?どういうこと?」


「言ったじゃん お前をここに呼ぶ小細工って」


「えー!!!手の込んだ小細工」


「でも いいだろ?この家」


「なんであたしには言ってくれなくて内緒にしてたの?だから誤解とかになるんじゃん!」


「びっくりさせようと思って 
業者とかから携帯がなると誤魔化すのが大変だった」


「あたしてっきり浮気されてるって思ったもん」


「始めは建てるつもりじゃなくて前の所は狭いから引っ越そうかっと思って 探してたら連れの彼女が『家賃を六万も七万もかけるんだったら いっそうのこと建てたら?』ってさすが営業だよな でもそれもそうかって だからお前の意見の聞いただろ?」


「う・・・ん」


「なに?その不満な返事」


「べつに」


少し拗ねて言ってみた


「なに怒ってんだよ」