「あの…」 商店街で会った時とは180度違う しおらしく、蚊の鳴くような声が聞こえた 「あ? 何だ?」 ベッドの上の芹沢みなみの傍に寄った すると… 「あの…あ…ありがとう…」 そうオレに言い放つと、 掛けふとんを引き寄せ、 頭からすっぽりと、被ってしまった え? これって…これって、もしかして… 照れてるってヤツか…?