ふたりぼっち兄弟 〜No.±0〜【BL寄り】


俺はこんなにもお母さんが好きなのに、お母さんは俺を好きって言ってくれない。


良い子にしようとしても、お母さんや恋人さんがイジメてくる。


お父さんはちっとも帰ってこないし(帰って来ても俺にゼンゼン構ってくれないし)、誰も俺の名前を呼んでくれない。


本当の意味で俺の名前を呼んでくれる奴なんて、誰もいない。



誰も、誰も…、だれも。




「明日もひとりぼっちなのかなぁ…、っ、おれっ、ずっとひとりぼっぢなのがなぁ」




ぺったんこの枕を抱き締めて、噛み付いて、声を殺して、俺は泣きじゃくった。


誰でもいいから俺の名前を呼んで欲しかった。

大丈夫だって、抱き締めて欲しかった。



アイして欲しかった―…。