▽初めましての方、そうでない方、こんにちは。梅雨之あめです。
此処までご拝読して頂きありがとうございました!
これは【ふたりぼっち兄弟】の過去話でした。
タイトル『〜No.±0(ナンバープラマイゼロ)〜』は過去話が現在の彼等にとってプラスであり、マイナスであり、結局のところはプラマイゼロになっているという意味合いで付けています。
今回は未来編除くすべてが、兄/治樹視点でした。
幼い頃の治樹がどうやって那智を溺愛し、そして狂愛に発展していったのか。偏見的な世界観を持つようになったのか。
また純粋な兄弟愛を書ければ、と過去編を書かせていただきました。
治樹は純粋に、本当に純粋に人から愛されたかった子でした。
弟にそれをすべて向けてしまい、更に気持ちが強くなっていた。
だからあそこまで執着心の強い子になってしまった。
でも昔の治樹は確かな他人に対する思いやりも持っていました。
不良達とのやり取りがそうです。
本当は不良達ともっと気さくに話せる仲に、彼自身したかったんじゃないかと思います。
ですが独断と偏見が災いし、結局彼等とこっそり縁を切ってしまう形になってしまった。
歪まない方法は幾らでもあったのです。
でも敢えて、自分から狂愛の道を極めてしまいました。
また那智も兄に倣い、二人でその道を極めてしまったのです。
最終的に未来の彼等はBLな関係を作ってしまいましたが…、
未来編の兄弟は幸せになったのか、不幸せになってしまったのか、やっぱり読者の皆様に判断を委ねたいと思います…。
本人は幸せと言っていますが、
直ぐに愛情を欲してしまうことから、結局のところ、幸せであり不幸せ。
“±0”になっているのだと、私自身は思っております。
最後に、此処まで読んで下さった皆様に最高の感謝を。
本当にありがとうございました!
少しでも楽しんで頂けたら幸いです^^*
2011.01.15