こうして俺は大学をサボり、午前は那智と外出。
問題集や小説を買って、ペットショップで動物見て、外食して、ようやく那智は笑顔を取り戻した。
数日後、俺は学校に呼び出されて担任と体育教師に頭を下げられた。
俺が学校に連絡して、弟が来れなくなった理由を言ったんだ。
別に抗議の電話じゃなくて、こういう理由だからもう行きませんって電話だったんだけど。
向こうは抗議の電話だと捉えたらしく頭を下げてきた。
家にまで来て謝られたもんだからウンザリ。
どんだけ謝れば気が済むんだって思うほど、謝罪の嵐だった。
んで、担任と体育教師は那智に保健室でもいいから登校するようにすすめてきた。
最初こそ顔を渋らせていた那智だったけど、最後は那智が折れて気が向いたら保健室登校すると頷いた。
結局、那智は不登校にまでならなかったものの、保健室登校を送る日々を迎えることになった。
「はぁーあ…、不登校でよかったのになぁ」
なんて、愚痴っている俺はどうしようもない残念男だと思う。
でもそう思っちまうほど、俺は那智に依存していた。
普通の生活を送れば送るほど、その依存度は表情を濃くしていった。
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