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俺の素性を曝け出したことにより、両親の態度は一変。生活は二変。取り巻く環境は三変。
父母は俺を大きく恐れ、行動一つひとつを警戒心と恐怖心の二つを掛け合わせ観察してくるようになった。
俺はそんな両親に更なる脅しを掛けるべく、
預金を俺等の口座に移し替えたり(これは文字通り移し替えて俺等が頂く)、
不良達に協力してもらって何か行動を起こせば集団で襲ってくるのだと錯覚を見せたり(いや本当に起こせば襲わせるつもりでいるけど)、
俺は俺で虐待のことをダシに奴等の社会的地位を脅かしてみたり。
あらゆる手で両親を脅しに掛けた。
暴力には暴力を、罵声には罵声を、行動には行動を、そう母親が虐待の中で教えてくれたもンだから俺はそれを大いに役立てている。
少しでも素振りを見せれば、奴等に脅して見せるんだ。
命も地位も金も名誉も愛も無くなるぞ…ってな。
ま、これくらい当然の報いだと思う。
俺等はそれだけ苦しい思いして、辛酸な生活を強いられてきたんだからな。
約束も取り結ばせた。
俺の卒業と同時に家を出る許可、弟と二人で暮らす許可を下ろすよう、そして生活面等負担するよう約束を強いた。
無論、向こうに拒否権はないからOK。
俺等は悠々と本当の自由を得る階段を上り始めていた。



