次に、俺は母親と今まで関わった恋人の所在を掴んでいた。
これはあいつに多大な恐怖心を与えるため、んでもって今まで虐げてきた怨みを晴らすためだ。
さすがに全員ってわけにはいかないけど、分かる分だけ所在を掴んでおこうと決めている。
今分かっているだけでも十人分は掴んでる。
あいつも随分、男を捕まえたもんだ。ある意味、感服。
最後は両親の通帳を探り当てること。
あいつ等には莫大な貯蓄があることを知っている。
これをどうにかこっちに横流しするべく、俺は父母の預金通帳を探していた。
母親の通帳は容易に見つけることに成功している。
常に俺等が部屋を片付けてるんだ、何が何処にあるのか把握し切っている。
問題は親父だった。
けど、親父は家庭とは別に預金通帳を作っているようで(親の話を盗み聞きした)、度々母親のもとを訪れてはこれを相手に見せていた。
親父の通帳は隙を見て盗もう、俺は心に決めている。



