「下川…、お前、そんな姿も見せるんだな」 「普段は強いくせに、…馬鹿治樹だな。ほんっと」 不良達がいること、もう俺の頭の中で消去されていた。 那智の前だけでは素の俺でいられる。 表裏の顔を持つことに、少しだけ疲れるんだ。 色んな事があるから…、色んな人間模様があるから…、本当に疲れる。 ほんとうのほんとうに、つかれる。 ⇒03