許されない、キスをしよう。





「…ほんとだよ。」



蒼から目がそらせないまま、私はフォークを握り締める。
ドキドキと騒ぐ心臓。
一瞬、身体中の血が逆流したのかと思うくらい。




そうしてお互い視線を絡ませたまま、しばらくみつめあっていた。




「ふっ…なんてね。このチーズケーキ、ちょっと甘すぎない?」


自然に蒼の方から目をそらして、いつものように笑いをこぼした。