「はい、サービスのスイーツ。今日はレアとベイクドの二種チーズケーキアイス添え。」
葵さんが嬉々としながらデザートを運んできてくれた。
透明なガラスのお皿にチーズケーキとバニラアイスがのっていて、さらにキャラメルソースがかけられている。
「きゃー!美味しそう!葵さん、ありがとうございます!」
思わずテンションが上がってしまって、私はさっそくチーズケーキに手をのばす。
「俺、律萪ちゃんのそういう所、すごく好き。」
いきなりさらりと恥ずかしいことを言われて、私はチーズケーキを喉につまらせかけた。
「ッけほっ…なっなに言ってんのいきなり!」
あわてて言い返すと、悪びれる様子も見せずに蒼は続ける。
「律萪ちゃんて、なんでも美味しそうに食べるでしょ?モデルにそういう子、少ないじゃん。」
「…イヤミ?どーせ太いですよーだ。」
冗談めかして返すと、蒼はさっきとはうって変わって真剣な眼差しになる。

