「律萪ちゃん、急にごめん。これ、うちの姉貴。この店、姉貴夫婦がやってる創作イタリアンの店でさ。」 少し恥ずかしそうにお姉さんとお店を紹介してくれる蒼。 きっと… 蒼は、変な意味じゃなくお姉さんのことが大好きなんだなぁって、伝わってくる気がした。 「うちの蒼がいつもお世話になってます。」 蒼のお姉さんが改まって頭を下げてくれる。 「やだ、迷惑かけてるの私の方ですよ!いつも蒼…君には、お世話になってるんです。」 私があわてて言うと、蒼のお姉さんはふわりと微笑んだ。