許されない、キスをしよう。






その後しばらく、じっと画面を睨み付けていたプロデューサーが、ふっと頬を緩ませた。




「…完璧だよ二人とも!蒼のアドリブには驚いたが…律萪ちゃんもよく合わせられたね。…とてもいい作品になった。」


プロデューサーのもとに行くと、プロデューサーは私と蒼の肩をぽんぽんと叩いた。




「…ありがとうございます。」

プロデューサーの言葉に、私は静かに頭を下げた。
…今日、この日のこの言葉を聞くために、私は頑張ってきたのかもしれない。





ぱちぱちと拍手が上がる。


「蒼くん、律萪ちゃん、本当にお疲れ様!」

プロデューサーがにっこりと笑って、私と蒼を交互に見た。