「えっ!?嘘っ??」 「彼女でもいるのか??」 斉藤に続いて、新谷も城井も私に近寄ってきて 私のケータイを覗いた。 3人の声が大きくて、教室に響く。 それと同時に、みんなの視線が私に降り注ぐ。 「えっ……いや、これは……」 彼女がいるとかいないとか…… その前に!!! 私、女だから!! そう言いたくても、言えない。 「え~?でも、柚希。 顔、にやけてたよ?」 と首を傾ける斉藤。