「……爽!!」 もう私は、やけくそになって叫んだ。 「よくできました。 柚希ちゃん」 ポンポンっと爽は、私の頭を撫でる。 そして、そのままバスルームへと向かう爽。 私…… 忘れてたけど。 女だってバレたから、 ……入学式早々だけど、 ……退学だ。 目の前が真っ暗になる。 未来が見えないじゃん……。 私、お先真っ暗だよぉ。