一瞬、斉藤の言っていることの意味が分からず、私はフリーズした。 頭を頑張って回転させて、ようやく意味を理解した私の体は熱を帯びていく。 「え……?」 もしかして…… 私が女だってバレちゃった?? 「男だって分かってる!! 分かってるけど……」 あ、バレてなかった。 ほっと胸を撫で下ろす。 「だけど、好きなんだっ!!」 ドクンっ