——————……。 無事、女装コンテストも終わり、文化祭も終盤。 私は、クラスの出し物の片付けをしていた。 「なんか、いろいろあった文化祭だったな」 一緒に片付けをしているのは斉藤。 今、教室には2人だけ。 「そだね」 夕日が窓から差し込んで教室がオレンジ色に染まる。 斉藤は、文化祭が終わるのが寂しいのか声のトーンがいつもより低くてしんみりとしている。