そして、爽はとんっと私の背中を軽く押した。


「応援してる」


そう言って、微笑む爽にキュンっとして。


「……うん」


本当は、女装コンテストに出たくもないのに、そう返事をしてしまうのはなぜだろう。


――――…。


っ!!


みんな、本当に男の子!?


会場に行くと、


女の子の私でも、そう思ってしまうほど、美形ぞろい。