爽は、そんな私の顎をスっと上に持ち上げて私の顔を覗き込んだ。 その綺麗な顔に その形の整った唇に 私の心臓はドキリと飛び跳ねる。 赤い顔を見られたくなくて、私はぷいっと横を向いた。 「も……う……キ、キスとかしないでよ///」 「んー。それは、わかんない」 「はぁっ!?」 「男ってそういう生きものだから」 爽はクスリと瞳を揺らした。