「もうっ! あんなキスしないでよっ!! 苦しいでしょっ!! そもそも、なんで私にあんなキスすんのよっ!」 私は、思っていたことをそのまま爽に言った。 「したかったから」 さらっと爽は言った。 爽は、そのあとにもう1つ付け足した。 「そうじゃなかったら、他に理由なんかある?」 う……。 私は返す言葉がなく、俯いた。