私は左右に頭を振った。 顔、赤いの……爽のせいなんだから……/// なんか……今日にかぎって優しいし……/// すると、私のおでこにひんやりと冷たい感触がした。 「ほんとだ。熱はないな……」 その感触の正体は、爽の手だった。 爽の手がピタッと私のおでこにくっついている。