私はじーっと爽を見つめた。 「何?柚希」 爽は、さっきと同じように甘い顔で私にケータイを渡しながら言った。 「あ……いや……あ、ありがと……」 なにドキドキしてんの? 私~!! おかげで、言葉めっちゃかんじゃったぁ~!! なんか、恥ずかしいっ//// 「野中の顔が赤い」 クスッと笑う城井。