レトロな駅…


ここに来るとトムを
思い出す…


次トムに会ったら必ず
伝えるよ…レイチェルが
言っていたことを


「ニャー」



「えっ!」


パッと下を向くと
トムを見送りに行ったとき
この駅にいた黒猫が足下に来ていた


「待ってよジム!
すみません!」


ブロンドの髪をした
少女が走ってやって来て
黒猫を抱き抱える


「あなたの猫?可愛いわね
この間見たとき首輪を
していなかったから
良かったわ」


「ええ、最近見つけたの」


「大事にね」


「はい!!さぁ行こうかジム」


少女と黒猫は去っていった



また…会えるかしら