つうか、『頭よくて可愛い子』。 そんなイメージ、ことりには一切持ち合わせていない。 だって、バカだし。 よく物なくすし。 桃校に入って家庭教師やってるぐらいだから、頭はいいんだろうけど… どうしても、ことりに頭の良いイメージは、合わないのだ。 『…彼女じゃねぇし。』 このままじゃ、どんどん変な方向に話がいきそうなので、一応否定する。 「……。」 圭はマシンガントークをピタリと止め、目をパチクリしながら俺を見つめた。