ダブルベッド


 言いたくなさそうな表情を浮かべる沢田。

 聞かないほうがいいと言われると、聞きたくなってしまうのが人間のサガというやつだ。

「言ってくださいよ」

「あーあー、もう。聞いてビビんなよ?」

「ビビリませんよ」

 苦い顔をして渋っていたが、彼はやっと話し始めた。

「あいつら、どうやら霊感があるらしいんだよ」

「はぁ?」

 確かに幼い子供には見えているといわれるが。

「俺たちなんかも、パパのとなりにお姉ちゃんがいるとか、ママの後ろに汚れたおじちゃんがいるとか言い出してさ」

「え? それって憑いてるってことですか?」