ダブルベッド


 一番堪えたのは、火葬場。

 涼太の顔を見れるのはそれが最後だったから。

 骨と灰になるんだと思ったら、本当に本当に……さよならなんだって気付いた。

 熱くないかな?

 苦しくないかな?

 本当はただ動けないだけで、意識や感覚はあるんじゃないかって思った。

 どうして日本には火葬しなきゃいけない法律があるんだろう。

 焼かなくたって良いじゃない。

 骨と灰になんてしなくてもいいじゃない。

 涼太が焼かれるならいっそのこと、あたしも一緒に棺に入りたいとすら思った。