ダブルベッド


「池田さん、すみません。桃香ちゃんも、すまなかったね。すぐに顔を冷やせるものを準備します」

 お義父さんだってきっと、お義母さんと同じ気持ちだったと思うの。

 それでも謝ってくれた。

 そんな強さが涼太に似てて、あたしもその場に泣き崩れた。

 結局今でも池田家と野崎家はギクシャクしたままなの。



 翌朝、葬儀の時。

 籍の入ってないあたしは、親族席には入れてもらえなかった。

 ただぼうっと遺影を眺めて、思い出に浸っては泣き続けた。



 それから――……