ダブルベッド


「お義母さん」

「何よ」

「気が済むまで殴ってください」

 いやに声が響いた。

 お義母さん、ちょっと怯んだ気がする。

「どんなに殴られたって、きっと涼太があの時に味わった痛みよりずっとマシだと思うから」

 そう言うと、お義母さん、容赦なくあたしを一発殴った。

 それ以上はお義父さんが止めてくれたの。

「あんたが死ねば良かったのよ……。どうして……どうして涼太が……」

 そのまま泣き崩れた。

 お義父さんは私たちに深々と頭を下げた。