「どうして?」 桃香が一緒になってくれたら……。 想像するだけで、どんなに幸せな気持ちにひたれることか。 本気が伝わったなら、それくらい理解してほしい。 「あたしには、人を殺した過去があるのよ?」 「それはもうわかったよ」 「あたしはその罪を、一生背負って生きていくの。情緒不安定で、時には泣き出したり、怒り出したり、死んじゃいたくなるときだってある。そんな女と一緒になったって、幸せになれるわけないじゃない」 桃香の口調は再び強くなっていった。