えがお~最後に残した言葉~

恋愛(その他)

華奈湖/著
えがお~最後に残した言葉~
作品番号
511253
最終更新
2010/12/07
総文字数
7,444
ページ数
15ページ
ステータス
完結
PV数
1,271
いいね数
0
キミが僕に見せてくれた


沢山の“えがお”


1つひとつが僕の宝物。




『きっと琳は柚希に出逢う為に生まれてきたんだと思うよ』




そう言って笑う琳は



とても、可愛かった。




『琳はね、柚希が…大好きだから。それだけは知ってて』




琳は小さく悲しげに



笑って、目を伏せた。




『柚希は琳のこと忘れちゃうのかな?…いやだ、忘れちゃやだよ。柚希だけにはずっと覚えててほしいの』




泣きながらはにかむ琳は




最後にこう言った。





『悲しくなったら、空を見て。絶対、絶対だよ…琳が1番好きなのをプレゼントするから』





だから毎年12月29日。

僕が空を見上げる理由。






雨宮琳(アマミヤリン)15歳
×
濱口柚希(ハマグチユキ)15歳


僕達は雪が降る中…




お別れをした―――――






始…12/01
終…12/07

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