観念した私は、


「わかったから、起こしてよー」


そう言って、身体を起こしてもらうと…


隼人の唇へと、自分の唇を近づけようとした時…


隣の小さなベッドで寝てるハズの
翔平が、泣きだした


「はぁーっ、ったく、翔平のヤツ、わざとだな…」


泣きだした翔平を
マジ顔で睨む隼人


「隼人ったら、わざとなワケないでしょ、
まだ、小さいんだからー

さ、早く起きてご飯たべよ」


ベッドから降りて、
泣いてる翔平を抱き上げて、
隼人に微笑む


そして、
リビングへと歩き出した