12月も中旬を過ぎた頃、 病院内では、 看護師さんや介護師さんらが、 1Fのロビーで、 オカリナでクリスマスソングを奏でてくれる ミニコンサートが開かれていた 俺は、香澄を車いすに乗せ 一緒に その音色に耳を傾けていた その頃、 香澄の人生を左右する人物が 刻々と この病院へ 近づいていた