「なんだぁ?
彼女のコト、気になんのか?
やめとけー
あの敏腕そうなサラリーマンの彼氏にゃ、
お前はかないっこないぞっ
ありゃ、相当、やり手と、見た」
アニキも、
彼女の彼氏のコト
知ってたのか…
「そんなん、カンケーねぇよっ
それよか、彼女の検査だよっ!
もう、退院してもいんじゃね?」
両腕を組みながら、
難しそうな顔に変わったアニキ…
なんだ…?
そんな悪い病気…
見つかったのか…?
「お前、そんなに彼女のコト、
気になんのか?」
真剣な眼差しを俺に向けるアニキ…
「あぁ、気になる…
俺、誰にも、彼女自身にも
言わない、約束する…
だから…アニキ、頼む…」
俺自身、こんな必死になるとは
思ってなかった
だけど、
アニキに、頭を下げる自分がいた

