「あれ?麻衣はくれないの?」


ずうずうしくも圭吾は言う


「用意してないし!」


麻衣がボソッと返した


「麻衣 無視無視」


「なんなら 麻衣から愛の【チュ】でもいいよ!」


はーぁ?調子乗るなよ!!!


何が愛のチューだ!


コイツがいると腹が立つ


「バカ!帰れ!」





俺達ののやり取りにみんな大爆笑


こんな圭吾だがオレにとっては 弟のようにかわいい存在だ


コイツに助けられるとはこの時には思ってもなかった