起きると、保健室だった 誰も居ない 身体中が痛む 揺れるカーテンの向こうは もう夕方の空だった 輝きを放つ星が瞬いている ―――ガラガラ… 扉が開く音がした 扉は閉まり、 スリッパを擦って歩く ゆっくりな足音 こっちに、近づいてくる ―怖い あの時を思い出して、 ベッドに横になり、 顔まで潜り込む …―シャッ ベッド脇の カーテンが開いたみたいだ