周りがざわつく。 視線が余計にキツくなる。 いきなり幹部になるというのはありえないことなのかしら? 時雨はまた口をゆっくりと開く。 「静かにしろ。で、こっちの女が鮎川秋歌。俺らの『姫』になる」 ザワザワ・・・ザワザワ。 また周りがざわついた。