闇と光 〔上〕


周りがざわつく。


視線が余計にキツくなる。


いきなり幹部になるというのはありえないことなのかしら?


時雨はまた口をゆっくりと開く。


「静かにしろ。で、こっちの女が鮎川秋歌。俺らの『姫』になる」


ザワザワ・・・ザワザワ。


また周りがざわついた。