「意見が合うのね。ファザーの功績は無駄な時間を浪費せずに法案がハイスピードで成立できることくらいで、人間を堕落させるだけだわ」 「そうだな」 本当は“そんなわかりきったこと言うな!”と、吐き捨ててやりたかった。 「まだ元気があるのね。もう少し痛めつけようかしら」 「かなり弱ってるんだけど……」 「無駄話が長くなったわ」 「おかげで2分間長生きできた」 「あなたは死ぬべきよ」 彼女は首と心臓に再び凶器を押し当てた。