「は、離せ!おれにはまだ話したいことが……」 アサルトスーツの奴らに、おれは羽交い絞めにされる。 ゼロは屈強な肩にのせられ、ヘリコプターで運ばれていった。 ヘリコプターがどんどん遠ざかっていく。 サーチライトが星のような小さな光になるまで、おれは眼で追うことしかできなかった。