「高校の近所で起こっている殺人事件はまったくのでたらめなのよ。あれは政府が私達を陥れるために作った事件」
「もしそうだとしても、おまえにバレるようじゃ、この国は終ってるな」
「私は蜜姫さんに教えてもらったの。だって蜜姫さんのお父さんは国家公安委員長をしているのよ」
「嘘を言うな!ゼロの父親は作家のはずだ!」
「国家公安委員長のお父さんは娘がゴスロリに夢中になっているのが気に食わなかったのよ。だからゴスロリ禁止法なんて訳の分からない法律を“ファザー”のプログラムに組み込んだの」
倉吉はおれを無視するように説明を続けた。



