北郷小学校の校門は鍵がかけられていたが、取り囲むブロック塀の高さは1メートルもない。 セキュリーとしては問題だが、やんちゃな小学生がブロック塀に登って遊び、万が一転落したときのケガを考慮したのだろう。 久し振りに敷地内へ。 北郷小学校は夜のとばりがおり、懐かしむほどの姿をおれに見せてはくれない。 月が雲に隠れると、校舎はさらに黒い影に包まれて不気味な静けさを放つ。 二人はすでに来ているのだろうか? とりあえず、正門の突き当たりの玄関前まで歩く。