華と月

「ちょっと…でも柊さんは皇子っていう感じがしない」と葵が言うと
「それって…」
「いい意味よ」と葵は微笑む。

港から少し離れた場所に、馬車ではなくラクダが待機していた。

「皆さんは、これを被ってください」

そう兵士が用意したのは、ポンチョのようなもの。

頭から、すっぽり被れて身体を護ように出来ている。

「あぁ、砂漠を歩くものね」とアゲハが言いながら、洋服を着た。

皆も同じく着る。

「では、ラクダに乗ってください」と言うと
柊は、葵を乗せ自分もそのラクダに乗る。

アゲハらは、兵士に手伝ってもらっていた。