「……なんだこれ」


そこには、アホ面の俺と、小学生くらいの女の子が写っているように見えた。

誰だ、と思った次の瞬間、ケータイの画面が『充電してください』の表示に切り替わる。


「……なんだ今の……」


「どうしたの?」


花火に夢中だったキリ姉が、俺の様子に気付いて尋ねてくる。