僕はテストまでの一週間、死ぬ気で頑張った。



自分でも分かるくらい僕は成長していた。



―キーンコーンカーンコーン・・・

チャイムと同時に、テストが終了した。



『優~…全教科自信ある?』



『…微妙?』



『お前そう言って結構出来てるからな~!!』



『ホントだって!!』



『まぁいいけど~そういえばこれからどっか遊びに行く?テストも終わった事だし?』



『俺パス!!』



『何で?』



『ちょっと行くとこあるから!!』



『んじゃまた今度な~じゃな!!』




『じゃな!!』



僕は学校が終わった後、行く所があった。


僕は一人で秘密の計画を練っていた。




僕は電車に乗り都会へと行く。
僕が入った店はブランド品店だ。
以前ナナにあげたマフラーを買った所だ。


でも目的は違う。
僕は指輪を探した。



『どの指輪が百合に合うかな…』



僕が密かに考えていた計画は、百合の誕生日に指輪をあげる事だ。


今しているペアリングとは別に、ちゃんとした指輪をあげる。


百合と初めて一つになった時約束したから。



《いつかちゃんとしたモノを買う》って。



僕は百合に合う指輪を探した。